|
図1 |
データは複数のテーブルに分割して格納すると説明しましたが、これは保存するデータ量をなるべく少なくするという目的があります。
しかしデータが分割されていると、例えば顧客番号26ってどのお客さんだろうと別のテーブルを探さなければならないので、使う側からすると不便です。
クエリとは「仮想表」と表現されることがありますが、クエリには実際にデータが保存されているわけではなく、「このテーブルのこのフィールドと、このテーブルの
このフィールドをくっつけて表示させて」という設定のことになります。
従って、クエリはどれだけたくさん作っても、データ容量はほとんど増えません。実際においてはこのクエリをたくさん作ることになります。
その結果、エンドユーザはあたかも一つの表のようにデータを直接見ることができるようになりますが、これはリレーションシップでテーブル間の関連が設定
されていることが前提となっています。
またクエリでは抽出条件や並べ替えが指定できますし、また計算式や関数で金額や消費税額などを計算させることもできます。
そして、後に紹介するフォームやレポートのレコードソースとして活用することができます。