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フィールドプロパティ 〜 サンプルデータベースHEADLINE

代表的なフィールドプロパティ

図1
ここではテーブル作成時に見たデザインビューの下段、フィールドプロパティについて便利なものをいくつか紹介します。これについてはデータ入力後に設定 することもできますから、ぜひやってみてください。なお、テーブルのデータをもとにクエリやフォームを作った場合にフィールドプロパティ―の設定も 引き継がれますが、クエリやフォームを作ったあとに、テーブルのフィールドプロパティを設定してもそれは反映されませんので、個別にクエリやフォームで 設定する必要があります。従ってなるべく早くこの設定をしたほうが便利です。

まずは数値型のフィールドのフィールドプロパティ(図1)ですが、よく使うのは「書式」。金額等のフィールドで3桁区切りのカンマを付けたい場合、
  #,##0
と入力します。記号はすべて半角で入力してください。またその下に「小数点以下表示桁数」で小数点以下何桁まで表示させるかを設定できます。

図2
続いては日付/時刻型のフィールドプロパティ(図2)です。ここでは「書式」と「定型入力」の違いを説明します。「定型入力」とはキーボードでどのように 入力するか、の指定。「書式」は入力されたデータを画面上どのように表示させるかの指定になります。
「定型入力」欄にカーソルを表示すると右側に … ボタンが表示されるのでそこから選択します(テーブルが保存されてない場合は、まず保存する旨のメッセージが 表示されます)。ここで"西暦日付(年/月/日)"を指定した場合、2020年3月9日と入力したい場合、"20/03/09" と入力します(月、日は強制的に2桁での 入力となります)。
一方、「書式」は v ボタンで選択することもできますが、自分で記号を使って指定することもできます。ここが空欄になっていると、
  yyyy/mm/dd
という意味になり、月、日が強制的に2桁表示になります。これを以下のように入力すると
  yyyy/m/d
月、日について1桁の場合は1桁で、2桁の場合は2桁で表示されるようになります。

住所入力支援

図3
住所入力支援とは、郵便番号を入力すると住所が自動的に表示される、あるいは住所を入力すると郵便番号が自動的に表示される機能です。

「得意先」テーブルで、郵便番号を「郵便番号」フィールド、都道府県名を「都道府県」フィールド、市区町村以下を「住所」フィールドに入力する ことを考えます(図3参照)。
この場合、デザインビューの上部で「郵便番号」「都道府県」「住所」のいずれかにカーソルを表示させておきます。下段のフィールドプロパティで 住所入力支援にカーソルを出すと、右側に … のボタンが表示されるのでクリックすると、住所入力支援ウィザードが起動します。
1枚目の画面では郵便番号を入力するフィールドを指定しますので、「郵便番号」を指定し「次へ」をクリックします。
2枚目の画面では上部で住所をどのように分割してフィールドに格納するかの指定です。ここでは「都道府県と住所の2分割」を選択します。 さらに下段で都道府県は「都道府県」フィールドに、市区町村以下は「住所」フィールドに格納するよう指定します。
「次へ」ボタンをクリックすると3枚目の画面が表示されます。これは確認用の画面ですので、郵便番号欄に適当な郵便番号を入力すると 都道府県、住所に該当するデータが表示されることがわかります。最終的に「完了」をクリックすれば設定完了です。